ワンガリ・マータイさんは、1940年4月、ケニア山に近い村の農家で生まれました。
6人兄弟で家は決して豊ではなく、多くのアフリカ女性と同様に教育を受けられる
環境にありませんでしたが、兄が両親を説得して学校に通い、
60年に政府留学生に選ばれました。
マータイさんは1966年に米ピッツバーグ大学で修士号を取得しました。
ドイツ留学を経て71年にナイロビ大学で生物分析学の博士号を得ました。
東部・中部アフリカの女性で博士号を取得したのは、マータイさんが初めてです。
77年には女性として初めて獣医学部助教授に就任しました。
祖国の貧困や環境破壊に心を痛めたマータイさんは、
77年に貧しい女性たち「グリーンベルト運動」という植林活動を始めました。
政府の弾圧を受けながらも、運動にはこれまで述べ8万人が参加し、
植えた苗木は3000万本に上がります。
マータイさんは、2002年に国会議員に初当選。
翌年には環境副大臣に任命されました。
04年環境や人権に対する長年の貢献が評価され、環境分野で初めて
アフリカ女性としても初めてノーベル平和賞を受賞しました。 |